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偽物のローズマリーは貴族のプリンセスに成り代わるために
周囲から認められるよう貴族らしく振舞わなければならなかったし
それが無理なら自分の力で「私のお城を見つけてみせる」とは言ったものの
その先には並々ならぬ苦労が待ってそうだけど

ナージャがどれだけ自由で型破りな行動をとろうとも事実「貴族の娘」「公爵家の孫」であり同じ旅芸人と言っても今後は出自不明の根無し草ではなく会いたかった母親のいる家（帰る場所）がわかってるのは強い

スタート地点が違いすぎる

そもそもローズマリーが「貴族なんてつまらない」と（幾らか負け惜しみもあったとは思うけど多少なり本当に）感じていたとしてもその地位にしがみついているには前述の通り表向き貴族らしくいなければならんかったわけで

「（旧態依然とした下らない）貴族のプリンセスになる貴女」と言った相手がどれだけらしからぬ行動に出ても貴族の血を引いているのは変わらない事実であり

スタート地点が…違い過ぎる…。

互いに思うところは山程あろうけど
一応は「プリンセス」と呼び合って別れるところ好き